登れるところには登る生き物
カーテンの向こうが気になる猫は多いと思いますが、その見方も色々ありますよね。尻尾を並べて外を見る猫たちは可愛いものです。
わが家で飼っていた猫の中で、ひとりだけTVの上から見るのが好きだった子が「さくら」です。
当時まだ液晶TVも今のものより厚みがありました。4~5㎝あったかと思います。その上に乗っては器用にカーテンを開いて外を眺めていました。
この子は飼ったアメショの中でも飛びぬけて運動神経とバランス感覚が良く、成長して身体が重くなってから他の子がしなくなるようなこともしていました。
高い場所もそうですが、2メートルほどあるベッドの横幅を助走もなしに床から床へ飛び越えたのを目の当たりにした時にアメショの運動能力に感心させられました。猫のバネってすごい!
あくあは1歳未満の頃は椅子の背もたれから開いたドアの扉の上にジャンプして乗ったりしていましたが、ある程度大きくなってからはそこそこの高さまでしか上りませんでした。
(ゆずちゃんは自分が重いのを知っているので無理はせずに低い位置がテリトリー)
猫は食器棚に登るのも好きなので、少しずつ足場をつぶして登るのをあきらめさせました。キッチンカウンターくらいの高さは軽く乗ってしまうので乗れないように物を置いたり、人がいない時に調理台に乗らないようにガムテープを逆面にして貼っておいたり。
テープはべたべたするのですごく嫌がります。朝見てみると毛がついていて誰か乗ろうとしてあきらめたのがわかって効果を実感しました。
調理台には大抵の子が乗ろうとするので、新しい子が来て乗れるくらい成長する度にテープが復活します。(乗らなくなるまで続けてしつけます)
お互い気持ち良く過ごせるように、猫と人の攻防を繰り返して妥協点をみつけるのもまた一緒に生活する上での楽しみです。
人間のベッドを占領する猫たち。
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