クロです。
月に来て月の監視者と会った。
「剣」と言う名の封印の要と贄の幻影
監視者によるとハイデリンキックにより分かたれたゾディアークは七度の世界統合により力を取り戻してきたが、まだまだ完全体にほほど遠いためアシエンの望むような古き人々の復活はできない。
だからこれまで誰一人として不完全なゾディアークを引きずり出そうとしなかった。
だが今回は事情が違うらしくどでかい攻撃が飛んできた。
そのおかげで封印が損傷し、6つある「剣」と呼ぶ封印の要が全部壊されるとゾディアークが解き放たれる。
6つにうち5つ砕かれた要のひとつを修復したが残りの4つがまだ修復できていない。
そして封印が弱まったことで贄となった人たちの思念が浮かび上がり「剣」の修復を阻害してくる。
それを排除してきてくれないかと頼まれたクロ。
なんだろう。ファダニエルの目的はゾディアークの完全復活ではない?
やはり他のアシエンとは考えが違うみたいだ。
ところで排除を頼まれたけど、過去の事情を知っているだけに問答無用に倒すのはちょっと・・・。
「そうか、君はそれを躊躇ってくれる人なのか」
と言った上で監視者は月はハイデリンの持つ停滞の力で編まれた檻なのだと続けた。
その中にいる限りゾディアークが新たに贄を求めたりしないし、すでにいる贄が消えたりもしない。
月面に浮かび上がった贄の幻影たちも多くは触れれば霧散してしまうだろうと。
ただし思いが形を成し襲ってくることもあるだろうから注意してくれ、と。
招かれざる訪問者たちが近づいてきているのを感じるとも言ってたし急ごう!絶対ファダニエルとゼノスだろそれ。
懐かしい雰囲気の幻影
すれ違い消えていく幻影たちはそれぞれに星と調和し満たされていた時を懐かしんでいた。
哀しみを知らなかった彼らは災厄により死を押し付けられ、あまりの理不尽さに「絶望」した。
あんなものがあってはならない。
楽園を取り戻せ。
ちょっと強い意志の幻影に取り囲まれヤバそうな空気になった時にそれらを払ってくれる幻影が現れた。
「盛り上がってるところ悪いんだけど、ちょっとどいてくれるかな?」
そう言って現れたのは懐かしい雰囲気の幻影。
「ああ、やっぱりアゼムの色だ」と言うその幻影は「アゼムの魂を持つアゼムではないキミがここにいることを認められているってことは、そっかエメトセルクは託せたんだね」
そうひとりで納得する幻影にはとても思い当たる人がいる。
ヒュトロダエウスという人
もしかして、ヒュトロダエウス?
そう聞くと「いかにもヒュトロダエウスだけど、どいしてキミが知ってるの?」と不思議な様子。
あれ?別人?いやでも、うーん?
話をすり合わせてみると、どうやらアーモロートで会ったヒュトロダエウスはエメトセルクの創造したものだったけど、そのオリジナルらしい、
本人(オリジナル)はゾディアークの贄になった魂のひとつなのだそうだ。
エメトセルクがアーモロートごと自分を再現したことを聞くとヒュトロダエウスは嬉しそうに笑った。
エメトセルクが失くすことをそんな風に悼むようになるなんて随分時がたったんだねぇ、と。
そしてハイデリンに封印されるまでのことはしっかり把握できていること。
自分たちを復活させる計画があったことも知っていること。
その後ハイデリンによってそれが阻止され世界とゾディアークが分かたれたことも理解していること。
その上で、キミたちがゾディアークとあの星をどこへ導いていくかわからないけど、エメトセルクと出会って、そしてここにいるキミを信じるよ。と言ってくれた。
それにしてもヒュトロダエウスってのはエメトセルクに絶対の信頼を置いているんだな。
彼の決断に間違いはない、みたいな。
経緯とか気持ちに思うところはあるんだろうけど、何があろうとその決断を尊重する姿勢みたいなものを感じる。
そして再現されたヒュトロダエウスもそうだったけど、その思考の速さと潔さなんかはエメトセルクも気に入ってたんだろうな。
楽しそうな親友関係を感じるから結構好きなキャラクターなんだよねこの二人。
なんかすごいの
キミもキミを信じて進むといい。
なんてヒュトロダエウスに進言されてたらドゴーンと音が鳴り響く。
「もう片方は誰だかわからないけど・・・なんだかすごいのが来たみたいだ」
あぁ、それゼノスだ間違いなく。
急いでいたのを引き留めたお詫びに残りの思念はなだめておくよと言うヒュトロダエウス。
「では、良い結末を。懐かしく新しいキミ・・・・」
アーモロートで会ったヒュトロダエウスと同じセリフだ、エメトセルクの創造も再現度高いな!
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