第147話 暁月編・21

クロです。

月へひとりで向かうことになったんだ。

第146話 暁月編・20
クロです。 ガレマルドも終盤、バブイルの塔へ向かいます。 雪原で待ち合わせ 「寒い土地だけど戦闘するにはやはり着慣れた服よね」などとヤ・シュトラも言っており暁の面々も駆けつけたリセやヒエン達もいつもの恰好で挑むバブイルの塔。 雪原にうっすい...

宇宙進出

月に行くことになったクロ。

月と言えば宇宙。

とうとう宇宙に出ることになったわけだが、まず心配だったのは空気!リアルの常識だと宇宙空間には空気がない。呼吸ができない。すなわち死を意味する。

ファダニエルとゼノスが先に向かったけどあいつら人外なので!!ヒカセンも相当だとは思うけど参考にならないから!

コウジン族の加護って水の中だけかな?宇宙でも効くかな?と思いめぐらせ、ええいままよ!とバブイルの塔からワープ装置に乗り、やってきました月に。

お?大丈夫そうで一安心。

デカい人

誰が作ったのか目の前にはエーテライトがあり(親切設計!)青い建物がすぐそばに見えた。

建物があるということは知的生命がいるということか?

とにかく情報が欲しいクロは建物に向かうことにした。

建物に入ると人に対しては大きな椅子と、壁にずらりと並ぶ見たことのあるもの・・・。

どこだっけあれ、第一世界で海の中をクジラの背に乗って連れて行ってもらった(アニドラス・アナムネーシス)

あそこにあった記録媒体と同じ色をしている。

あそこはハイデリン派の拠点だったんだっけ。

階段を上り広いテラスに出るとそこにはクロたちの三倍くらいありそうな人がいた。

これもアーモロートで見たことがある。ローブの色は違うけど。

月の監視者

超える力のおかげか会話ができるのはありがたい。

やはりアーモロートの人と同じ言語のようだ。

彼は自分をハイデリンによって創造された管理機構の一部だと言った。

というか「月と共に創造された」って言ったな。

どんだけ魔力あるんだハイデリン。

さすが最古の蛮神だ。

あーだから空気があるのか?ここ。

人、というか生物が生きられるのを想定して作ってあるというか。

何を監視しているのかと聞いたら、あれだよと示されたのは眼前に見える檻?に閉じ込められているものだった。

それはゾディアークだった。

監視者によると月はゾディアークを閉じ込める檻なのだそうだ。

アシエンは元よりゾディアーク復活に向けて活動していたはずだ。

ファダニエルもゾディアークを復活させるために月を攻撃したわけか。

綺麗なワンコ

ところで月面を歩いていたらやたら綺麗な犬がいた。

初めて会うのに妙に人懐こい犬だったな。

 

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