第128話 暁月編・3

クロです。

エーテル酔いで酷いことになったクロ達だったが、落ち着いたところでひとまず島の様子を調査することにした。

第127話 暁月編・2
クロです。 オールド・シャーレアンの街を散策したけど緑も多いし水もきれいでいい街だね。 漂流者の丘の奥の方とかハウジングエリアに良さそうな感じだったし住みたいなぁ。 バルデシオン委員会別館 消滅したバル島に本部があっ...

サベネア島の現状

サベネア島はラザハンの有する一番大きな島で、クロ達がついたのは海の玄関口とも言えるイェドリマンという港町だ。

独自信仰があり色鮮やかな織物を特産とする比較的治安の良い国・・・らしいがいきなりぼったくりされそうになったことだし最近の様子を伺っておこうとそれぞれに聞き込みを始めてみた。

アウラ族やマタンガ族が多いようだが、ここのマタンガ族はアジム・ステップのマタンガとは違い友好的な種族らしい。(アルカソーダラ族というらしい)

そもそも先住民であったアルカソーダラ族と後から流入してきた異種族の文化が合わさって今の形を築いているのだとウリエンジェ先生が言っていた。

あと、アジム・ステップのマタンガはここから追い出されたガジャースラ族って言うらしい。

それもあってアジム・ステップのマタンガはアウラ族を敵視してるのか?

※突然だがそんなアジム・ステップから来たマタンガ族が怖くて怯えるアウラ族の冒険者オグルのサブクエストは面白いのでおススメだ!

不況

近くの島に終末の塔が出現し、マタンガ族の誘拐や塔から出てくる物騒な敵にさらされるようになったこの島の住民は収入が減って困っていた。

観光はもちろんのこと取引先の他国さえ島に近寄らない。

物流が止まっている状況だ。

供給はあるが買い手がないのだ。

イェドリマンにある大きな商会を束ねるおじさんも頭を抱えていた。

その商会のおじさんに会いに来たものの小心すぎて声をかけられない様子のアルカソーダラ族の青年を見つけてしまったクロ。

おせっかいにも声をかけてみた。

なんでも近くの漁村アキャーリの青年らしい、名はマトシャと言う。

魚を売りたいが何と言って売り込めばいいかわからない、と言うマトシャに見本を見せることになったクロ。

培った冒険者としての話術を買われている!

クロがしゃべるシーンはサイレントなのだがマトシャは知らない。

三人に声をかけ、話を広げてなんとか魚を売ってみせた。

そこへ息抜きに散歩に出たらしい商会のおじさんが現れマトシャと話すが、どうにもマトシャの魚は買ってやれないと謝るばかり。

不況の最中自分の商会とその家族のことでいっぱいいっぱいのようだ。

マトシャも気落ちしつつもクロから学んだ話術を駆使して魚を売りこんでみると言い村に帰って行った。

誘拐未遂とアキャーリ

うーん、どうにも深刻なこの不況。

塔がある限り続くのだろうか。

合流したみんなと話すもどこも不況な話ばかりだったようで、クロ達に出来そうなことと言えばおそらく塔をどうにかしてやることくらい。

その為にも独自信仰のこの国の神様のことを知っておきたいと言うウリエンジェ。

アルカソーダラ族の神様がどんな神様か知りたい、誘拐されてるのもアルカソーダラ族だし。

あれ?そういやマトシャはひとりで村に帰ったみたいだけど大丈夫なんだろうか?

案の定マトシャの悲鳴を聞き駆けつけるとテンパード化した帝国兵に攫われそうになっていたので保護してアキャーリに向かう。

マトシャは話すのが下手だから村の人から話を聞いて欲しいと言う。

信心深い人たちも自分たちの神様の話を聞いてもらえてうれしそうだ。

話すのが苦手な代わりにと、マトシャが家から神様の描かれた壁掛けを持ってきて見せてくれた。

メーガス三姉妹というらしい。

それぞれに得意なものがあるらしいが三人一緒に描かれるのがポピュラーなようだ。

見せてもらった絵もサベネアらしく色鮮やかだった。

マトシャは終末の塔から出てくる神様の姿をした怪物に憤っていた。

神の塔という意味のゾットの塔などと呼ばれているけどあんなの自分たちの神様じゃない、と。

デミールの遺烈郷

マトシャと別れ依頼人のいるデミールの遺烈郷へやって来た。

なんでも錬金術の盛んな場所らしいのだが。

なにこの状況。

倒れている・・・が息はある?

そこへ一人の少年がやってきた。

「お客様ですか?」

驚く様子でもなくこの状況を受け入れているようだ。

え?これが日常だとでもいうのか?

「みなさん、お待ちかねの鱗をお持ちしましたよ」

少年がそう言うと、今まで屍のようだった人々が目を見開き瞬時に起き上り群がる姿はもはやホラー。

錬金術師、ヤバイ!!

少年はラザハン太守のおつかいだという。

ヴァルシャンと名乗った少年をエスティニアンはガン見し続けている。

そんなエスティニアンは錬金術師の興味を一身に集めていた。

背負った槍の竜血に目をつけられ、竜血を浴びた身体に目を付けられ、採血をはじめとするあらゆるサンプルを取るべく連れ去られた・・・。

錬金術師、ヤバイ!!!

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