猫が鳴く理由
もともと外で暮らしていた猫は、外敵に見つかるのを避けていたため繁殖や威嚇以外ではほぼ鳴かないそうです。ただし子猫のうちはお腹が空いたことを伝えたり、母猫に甘えるので鳴くそうです。
でも家で猫を飼っているとよく鳴きますよね。
ごはんの催促
夫は毎朝これで起こされています。家猫にとっては飼い主からしかごはんはもらえませんから生命維持のためには必須ですね。「おなかすいたにゃ~」「ごはんくれにゃ~」目覚ましなみに正確に休日でもかまわず起こしに来ます。
クラッキング
窓から鳥や虫をみつけた時などにカカカカッという音を出すことがあります。それがクラッキング。狩猟本能によるもので興奮しているようです。
甘えてくる時
成猫同士のコミュニケーションでは鼻を近づけたり毛繕いしあったりで、鳴きあうことはないようです。なので「ニャ~ン」と甘えた声で鳴いているのは飼い主に向けているということになります。
やだ可愛い、萌える。
たまに口だけ動いているのに声が出ていなかったりするのは「サイレントニャー」と言うそうです。(英語だとSilent Meow)
聞こえない時は人間に聞き取れない周波数で鳴いているそうで、猫がリラックスして甘えられる存在だという信頼の証みたいです。
かすれていたり、声が小さかったりするのもサイレントニャーに含まれるようです。
怖い時、威嚇する時
短く鳴いたり「シャー!」と鳴くときは怯えたり興奮したりしています。
地震で揺れて脱兎のごとく走り去った後に様子を見に行くと、小さく身をかがめてジッと動かなかったりしますよね。
そういう時はそばに寄って「もう大丈夫だよ」と声をかけています。
威嚇がなければそのまま頭をなでで「大丈夫、大丈夫、怖かったね」と安心させます。そのうち猫が自分から立ち上がるので、次の子の様子を見に行くのがわが家のパターンです。
甘えたりない、遊び足りない時
「ニャオ~ン」という犬の遠吠えみたいな鳴き方です。これ、今まで飼った子の中で末っ子の「ふたば」だけがやります。一人だけ遠くで寝ていて起きたら鳴いているので「起きたよー!」「誰もいないよー」と家中に響く声で訴えているようです。
もっと小さい頃はお兄ちゃんの「そら」がすぐにかけつけていたのですが、大きくなってきたら鳴いても放置するようになったのでわたしか夫が「ふたば~こっちにいるよ~」「おいで~」などと声をかけています。
猫が鳴くのは飼い主とのコミュニケーション
猫が鳴くのは人間に向けてだというのは何とも愛おしいですね。
猫同士では言葉いらず、猫と人では言葉は通じないけどお互い声をかけることでニュアンスは伝わるという感じ?
こちらから声をかけるけど通じてないだろうなぁ~と思っていたけど、猫の方も人に向けてコミュニケーションを取ろうとしてくれていたんだなぁ。
これを知ってから、甘えてくる猫たちがいっそう愛しくなりました。
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