クロです。
ガレマルドのことが少しずつ分かってきた。
帝国軍人現る
ルキアたちと報告をして状況の共有をしていたところにシリナが飛び込んできた。
なんでも見回りをしていたら物資を盗もうとしていた帝国人を捕獲したらしい。
テンパードではないようだと言うが?
ユルスと名乗ったガレアン人はどうやら軍人のようだ。
ルキアとマキシマを見るなり売国奴めと怒声をあげたが、ルキアは冷静に自分はイシュガルドの騎士団でありイルサバード派遣団としてガレアン人を救いに来たのだと告げた。
この国から出て行ったガレアン人に思うところはあるのだろうが、侵略しに来たのではないというルキアにユルスはそれ以上食ってかかりはしなかった。
ここでクロはユルスに冷静な軍人ぽいイメージを持つ。
ガレマール人のミドルネームは階級によって決まっている。
皇帝なら『ゾル』、その下の皇族は『イェー』。
ガイウスは将官の『ヴァン』を名乗っていたし、その下の幕僚長だったネロは『トル』、リウィアやリットアティンはもう一つ下の『サス』だった。
ユルスのミドルネームの『ピル』は下級士官を現すので若いのに優秀なのだろう。
物資を置いてここから去れというユルス側の主張は飲めない。
逆にルキアから「生きるあてはあるのか?」と心配されるユルス。
押し付けられたと思って構わないから物資を受け取れと言われたユルスは派遣団は少なくとの侵略者ではないと思ってくれたようだが・・・
関わり方を決めるのは上官だと主張し自分の意見はおいておく。
うーん、軍人らしい態度。
「上官に会わせるからついてこい、三人までだ」とユルスに言われ名乗りを上げるアルフィノ君とアリゼー。
リキニア姉妹のことで凹んではいたが、新たな道を模索するチャンスは見逃さない。
やれるだけのことをやりに来たんだ、ということを体現する双子。
そして同行者としてクロも一緒に行くことになる。
双子のご使命だしルキアにも頼まれたししょうがないなぁ。
冒険者は傭兵風情か。
確かにどの軍にも属してない(グラカンは所属してる)けど何なら国をまたいで便利屋あつかいされてるんだけどな。
まぁムッとしたのはルキアもだったようで、そちらこそ侮るな彼らは十分代表に値する実力だと念を押してくれたので文句言うのはやめておく。
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