第133話 暁月編・8

クロです。

ハイデリンから道標として「人の心を映す花」をもらった。

第132話 暁月編・7
クロです。 ラヴィリンソスの調査中だけど未だに成果が得られていない(困った) ケロケロしか言えない 「人の心を映す花」を見ているクロの元にみんな集まってきた。 初めて見たわ、と興味深げなヤ・シュトラ。 花の咲くこの場所はちょっと高台だったの...

査問委員会

クルルがハイデリンから本人に戻った直後に喧騒が聞こえた。

大声のする方へ向かうとそこにはフルシュノ氏と数人の議員が来ていた。

探りを入れていたことがバレたようだが見学の際に本名を名乗っているし問題はないはずだとアルフィノ君が食い下がっている。

ところが残してきたグ・ラハが禁書庫に入ったと言われて出頭するしかなくなりオールド・シャーレアンに戻ることになった。

「話を聞く機会が出来たと前向きにとらえましょう」と言うヤ・シュトラ。

なにやってんのグ・ラハ!

そして査問委員会にかけられるクロ達。

予定外のグ・ラハとの合流だったが特に問題はない。

集まった議員に対して逆尋問な態度のヤ・シュトラ。

すっごく強気。

師匠のマトーヤ婆さんが哲学者委員会と対立しているからなのか、いつになく強気に見える。

詳しいことは話して貰えないが、強固な姿勢は崩さないフルシュノ氏。

シャーレアンの使命は星が滅ぼうとも絶対に譲れないものなのだと言う。

戦わない姿勢を崩さない哲学者委員会に対し、ならば暁の血盟は世界が滅びを迎えるその日まで戦うと宣言するヤ・シュトラ。

思わぬ助っ人

バチバチに意見を戦わせるその場の雰囲気を壊してくれたのは年配の議員の声だった。

「おぬしら査問会だということを忘れてないか?」

うん、ヤ・シュトラとフルシュノ氏の話が熱くて正直忘れてたね。

禁書庫に入ったグ・ラハについてフォローしてくれる老齢な議員はモンティシェーニュ氏。

このモンティシェーニュ氏は魔法大学の学長で、アルフィノ君たちの祖父ルイゾワさんや、クルルの祖父ガラフさんとも友人なのだとか。

加えて昨今のシャーレアンの強引な政策に非難の声があることも踏まえて寛大な措置を提案してくれた。

アメリアンス・ルヴェユール登場

モンティシェーニュ氏の助けもありシャーレアン追放は免れた暁の血盟だが、父フルシュノ氏の言葉に不安を隠せないアリゼー。

そこに、子供たちが査問委員会にかけられると聞いて心配した双子の母が駆けつけてきた。

アメリアンス・ルヴェユールと名乗った優しそうな夫人。

耳の形が双子にそっくりだ。

そんな夫人に誘われて双子と共にルヴェユール家を訪問することになったクロ。

自分たちが父に勘当されていることを気にするアルフィノ君だが、アメリアンスママは気にしない。

大層な豪邸に大勢の使用人が出迎える。

「みんな、フルシュノさんにはこの子たちが来たことは内緒よ」と言い双子にプレゼントがあると各々の部屋に使用人に連れて行かせる。

その間アメリアンス夫人と立ち話をすることになったクロ。

毎回手紙に名前がかかれているクロに会ってみたかったと言うアメリアンス夫人はやさしいお母さんって感じの人だ。

そして、ちょっとお茶目な感じがする。

育ちの良さは感じるが威圧感や高飛車な感じは一切しない。

そんな夫人に二人のことを任されるクロ。

双子の新しい服

二階から双子が戻ってきた。

それぞれに新しい服を用意してもらったようだ。

アリゼーは「アルフィノとお揃いじゃない」ことに喜んでいる。

お揃いの服も可愛かったけどと、それぞれに似合う服があるようになった成長を喜ぶ夫人。

アルフィノ君はおまけに賢具を背中につけてもらった。

なんとフルシュノ氏のお古だそうだ。

昔は賢者として戦うこともしていたんだという。

これを機にアルフィノ君は学者から賢者にデビューするんだな。

※初のフェイスでホルミンスターへ行ったとき。道中なぜかアルフィノ君(学者)が倒れてアリゼーに蘇生されていた。アリゼーが蘇生魔法持ちの赤魔導士で良かったと思ったものだ。

※のちに別のIDでウリエンジェ(占星術師)がタンクであるグ・ラハに蘇生薬で起こされるのを見てそういうのも用意されているのかと思った覚えがある。

最後にアメリアンス夫人から双子に助言が言い渡された。

フルシュノさんに言葉で勝とうと思ってはいけない

見せるか、やってしまってから事後報告が一番早い!

いかにも堅物そうなフルシュノ氏のトリセツに笑う双子。

この母ゆずりのアルフィノ君の天然発言がアレか、と思った。

※第一世界から戻ったあとのマトーヤに会いに行った時のヤ・シュトラを慌てさせたアレ

それにしても、このほのぼの親子とフルシュノ氏の頑固な姿勢にはなんか違和感を感じる。

 

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