第25話 蒼天編・1

蒼天の物語はオルシュファンの友愛から始まった。

蒼天のイシュガルド突入

クロです。

今回は蒼天編について語ろうと思う。

イシュガルドという国

クルザスのドラゴンヘッドの近くにある大きな門橋がイシュガルドへの入り口だ。

ここは長らく他国とのつながりを隔てていた。

クルザスはイシュガルド領なんだけど、この門橋から先へは簡単には入れない。

そこを通れたのは、追っ手を逃れてクルザスに着いたクロたちを受け入れてくれた筋肉フェチ(オルシュファン)のおかげだ。

アルフィノ君とタタル嬢と一緒にイシュガルドに着き、客人として迎え入れてくれたフォルタン家へと向かう。

フォルタン家は伯爵家で、イシュガルドの四大貴族と言われる名家のひとつだ。

伯爵に街を散策してみてはどうかと言われてぐるっと回ってきた。

貴族の家の立ち並ぶ上層階の奥にそびえる教皇庁。イシュガルド正教の教皇がイシュガルドという国を支配している。

その隣にある聖アンダリム神学院は神学生が集う学び舎で、入ってすぐのステンドグラスが見事だ。

ハウジングにもこういうステンドグラスがあってきれいだよね。

上層と打って変わって下層は武骨な神殿騎士団本部や酒場、工房、チョコボ厩舎などがあり貧民層の暮らす雲霧街もある。

タタルはしばらく酒場で情報収集することにしたみたいだ。

そんなイシュガルドでフォルタン家のお世話になりながらお手伝いしていくうちに、陰謀に巻き込まれたり友と呼べる繋がりができたりしながら本格的にドラゴン族とイシュガルドの長い戦いを終わらせるべく尽力することになっていく。

四人旅

イゼル参入

ドラゴン族と一言でいっても、イシュガルドを憎む邪竜ニーズヘッグとその眷属が主な敵。それと別に邪竜に加担せず静寂を守る聖竜フレースヴェルグとその眷属がいるらしい。

ニーズヘッグとフレースヴェルグはどちらも背後霊のように幻体で冒険者についてくる幻竜ミドガルズオルムの子供たちで、七大天竜と言われるドラゴンだ。

聖竜フレースヴェルグと対話して邪竜の勢力を抑え込めないか?まずは対話だな。ってことでドラゴン族の住むドラヴァニアへ旅することになった。

ミドガルズオルムは傍観を決め込んでいるので手助けはしてくれない。

最初はクロとアルフィノ君とイシュガルドの蒼の竜騎士エスティニアンの3人だけだったが、そこにその身に蛮神シヴァを降ろしたが冒険者に制されたことがある氷の巫女イゼルが加わった。

イゼルは聖竜と対話したことがある。そして人とドラゴンの争いを終わらせたい気持ちは同じだということで同行することになったんだ。

互いの思い

イゼルが言うには「かつて人とドラゴンは仲の良かった蜜月時代があり、その盟約を違えたのは人の方だ」と。超える力でそれを視たのだと。

エスティニアンは「それはイシュガルドに伝わる歴史と異なる。自分は故郷と家族を邪竜ニーズヘッグに焼かれた過去を忘れることはできない」と。

長い時を生きるドラゴンは人の裏切りをつい昨日のことのように感じるが、短命な人間は世代が変わり代々ドラゴンへの恐れや憎しみが積み重なり生まれた時から竜を憎んでいる。そう育てられる。

そこを紐解くことができるのか難しい問題だ。

最初は険悪だったイゼルとエスティニアンだが、旅するうちにお互いの意見は違えど「自分の正義のためにできることをしよう」という姿勢では互いを認め合い尊重できるようになったように思う。

イゼルは対話による融和を、エスティニアンはそれが成されなかった時の武力行使を。

そしてアルフィノ君は薪拾いができるようになって旅の中で自分を見つめ直して少し大人になった。

エスティニアンも雲海の遺跡を目の当たりにして人とドラゴンの蜜月時代はたしかにあったのだと確信してイシュガルドの偽りの歴史に思うところがあるようだ。

対話の結果は肉弾戦

だけど互いの思いを語り合った翌日の聖竜フレースヴェルグとの対話で「神降ろしされたシヴァは本物ではなくお前の幻想だ」とフレースヴェルグに現実をつきつけられるてイゼルの心が折れる。

アルフィノ君が食い下がるもフレースヴェルグは去り交渉は決裂、結局は武力で邪竜ニーズヘッグと対戦することになった。

いつのまにかエスティニアンの相棒になってた!厚い信頼を感じる。

エスティニアンがニーズヘッグの眼(これはかつて奪ったニーズヘッグの眼で、代々蒼の竜騎士に受け継がれてきた)の魔力でニーズヘッグを抑え込むという手段に出て勝利。

ところが残っていたニーズヘッグの眼を奪ったものの、これはフレースヴェルグの片眼だったんだよね。

もう片方のニーズヘッグの眼はどこにあるんだ?ってことですよ。

個人的にここまでで面白かったところ

① 武神ラーヴァナ戦を引き受けた際にアルフィノ君がエスティニアンにたしなめられるシーン

「おまえ軽く引き受けたけどさぁ、蛮神戦ではテンパード化を避けられる英雄様に丸投げじゃねぇーか」って他人を自分の手足のように使うのを咎められるシーンがある。

あそこ好き(笑) もっと言ってやって!

② 雲海に住むモーグリ族との橋渡しを黒衣の森のモーグリに頼んだら「わたしも行きます」ってカ・ヌエ様までついてきたシーン

カ・ヌエ様って意外と行動派だったんだな。お付きの人たちは大慌てだったけど。

③ シヴァを降ろしたイゼルの勝ったところを見たことがない

イシュガルドに行く前の蛮神シヴァ戦も冒険者が勝ったし、武神ラーヴァナと対峙したときも先に戦ったシヴァは敗れたし、イゼルいいとこなしなんだよねここまで。(そして心が折れている)

 

続きます。

コメント