クロです。
ゾットの塔から皆を救出し、ラザハンでヴリトラから感謝と助言をもらった。
お礼に用意された護魂の霊鱗を受け取りに宮殿を出てアルキミヤ製薬堂に向かう。
想いが動かす力
先に宮殿を出たみんなはもう待ち合わせ場所に着いて霊鱗を受け取っていた。
綺麗に包装された木箱には大量の霊鱗が入っている。
この霊鱗の使い道に関しては暁だけで決めるわけにもいかないので各国に相談することになるだろう。
と、みんなが集まるところに声をかけながら走り寄ってくる巨体があった。
ニッダーナだ。
確かに捕まったのは最後だしそれを聞いたアリゼーが真っ先に治療してくれたようだが、それにしても!
もう走れるのか!
暁がラザハンを発つ前にと駆けつけてくれたらしい。
うん、いやほんと走ってきた。病み上がりとは思えない、すごい体力。
喜ばしい再会をしているとクロのポケットの中で花が光った。
貰った時は無色だったのに黄色に輝いている。
人の心を映す花なのだと言うとニッダーナが「珍しいね、アーカーシャに呼応してるのかな?」と言った。
アーカーシャはラザハン式錬金術に存在する概念で目には見えない力のひとつ。「想いが動かす力」と呼ばれているのだと。
エーテルとの違いも説明してくれた。
エーテルは地に満ちあらゆる生物や物体、そこに触れる大気の中にもあり状態を変えながら巡っていくもの。
※エネルギーに近いが消耗するだけのエネルギーと違い、生物が死ねば身体は地に帰るが「魂はエーテル界に戻り再び生まれてくる」というのが宗教ではなく(エーテル界と物質界が)存在するこの世界(FF14)ではエーテルは巡るものらしい。
対してアーカーシャは手の届かない領分にある力、天より降りし力。
そのあり方を人の行いで変えることはできない、増やすことも消すことも。
限界突破(超える力)は強い意志によりヒカセンの底力にアーカーシャが乗っかった状態だとニッダーナは言った。
あ、ヤ・シュトラが食いついた。
光る花についても、そうかなと思ったくらいで詳しい説明はできないと言うニッダーナ。
想いが動かす力、アーカーシャか。
新しいキーワードを得たところでバルデシオン分館に戻るクロ達だった。
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